離れて初めて把握できる

モネのような点描画は、間近で見ても何がそこに表現されているのかわからない。

離れた場所から観賞して初めてそこに描かれているものの輪郭がわかってくる。

物事の渦中にいる人も同じだ。

近くにいると何がどうなっているのかわからない。

しかし物事から離れて遠くから見ると、何が問題かがよく見えてくる

構成しているものの軸になっているものが、くっきりと浮き出てくるのだ。

この手法は複雑なものを単純化するということだ。

思想家と呼ばれるような人は、まずはこの方法を使って、

込みった事柄から太い枠になるものを取り出して単純化し、誰の目にも

見やすくするのだ